年末年始は11連休になった2023年の冬、
愛犬を連れてヨーロッパを車で旅行した記録です。
4カ国の美食の街を巡って、
走行距離はなんと3000キロに…!
今回はその3日目、
3000年の歴史を誇るメッスと、映画『アメリ』の舞台にもなったナンシーというフランスの地方都市をめぐる様子をお届けします。
ベルギー南部アルロンのホテルを早速チェックアウトとして、フランスの古い街メッス(Metz)へ向かいます。
3000年の歴史を感じる街、メッスに到着!
メッス(Metz)ってどんな街?
メッスはフランス北東部のロレーヌ地方にある小さな町です。3,000年の歴史を持つ都市と言われ、ルクセンブルクとドイツを流れる2つの川が交わる地点に位置します。
市民憩いの場『サン・ルイ広場』で朝ごはん
町の公共駐車場に停めてお散歩してみます。
12月26日の朝なので開いているお店はまばらです。
どこか朝ご飯を買えるところを探し中・・・
大人気のブーランジェリーを見つけました。
3,4本のバゲットを小脇に抱えて出てくる人が多くて、フランスの朝らしい光景ですね。
クリスマスの名残でブッシュドノエルや赤いホールケーキも並ぶ店内。朝ごはんにぴったりのカジュアルなパンも買えました!
中世の姿がそのまま残るサン・ルイ広場には
クリスマスマーケットの名残りが。
一つ一つの屋台にイラストが手描きされていて、
立体モチーフの多いドイツ式とは違った可愛らしさがあります。
(ドイツ式はこちらの記事で紹介しました。)
メッスの街灯はガラスが黄ばんでいるのですが、
それもまた味があって素敵です。
1本1本にもみの木がくくりつけられていて、
その無造作な感じがちょっと面白い。笑
ドイツ統治時代の史跡を歩く
13世紀の要塞、ポルト・デ・ザルマン(Porte des Allemands)に着きました。
フランス、ドイツに代わるがわる支配されたため、現在はフランス領ですが、ドイツが建てたお城が残ります。この門はドイツが建てたもの。
この白の側面にはフランス式の丸い塔もあります。
時間をかけて増築されています。
メッスも石畳の街で、土が恋しそうな愛犬…。
セイユ川に沿って城壁をめぐるハイキングコースを
お散歩することにしました。
ちなみにフランスのわんこは犬嫌いな子も多いようで、公園でもリード必須です。
残念ながら途中で大雨が降ってきたので、急いで車に戻ります。
駐車場に戻って次の街を目指します。
メッスで駐車していたタウンパーキングの近くに日本食レストラン『WATAMI』が!
あの和民と関係あるのでしょうか…
美の都ナンシーでアール・ヌーヴォーを満喫する
ナンシーは11世紀からロレーヌ公国の首都として栄えた町で、世界遺産に登録された3つ美しい広場があります。
大学都市でもあるこの町は、
若い人も手軽に食事ができるお店がたくさんあり
カジュアルフレンチを楽しむのも良いそうです!
豪華絢爛な『スタニスラス広場』
世界遺産のスタニスラス広場に着くと、
まず目に飛び込んでくるのがこの黄金の噴水です!
ロココ様式らしい丸みを帯びた彫刻がとても素敵…
広場の中心には、元ポーランド国王スタニスラス・レスチンスキーの銅像が。彼の死後この町はフランスに併合されました。
クリスマスで賑わう『カリエール広場』
この時期のカリエール広場はクリスマスマーケットになっていて、かなり高速の観覧車やメリーゴーランドがありました。
老舗ブラッスリー『エクセルシオール』
フランスの歴史的建造物にも指定されている、
1911年創業のレストラン『エクセルシオール』。
芸術家が手がけた贅沢な家具や照明に囲まれてな店内で昼食です。よく見るとナチュラルな草木のモチーフが多く、森の中にいるような居心地の良さもあります。
こんなレストランなので、本当に犬を同伴できるのか心配でしたがやはり大丈夫でした。
ヨーロッパって本当にドッグフレンドリーですね…
ベルガモットキャンディーをお土産に
エクセルシオールで昼食を楽しんだ後は、
気になっていた向かいのお菓子屋さん『ルフェーヴル・ルモワーヌ』に立ち寄りました。
1840年から続く老舗店で、映画『アメリ』に出てくる可愛い缶のベルガモットキャンディーはここのオリジナルだそう。
一味違う?ナンシーのマカロンも忘れずに
あいにくの雨でも客足の絶えないこのパティスリーは、1793年創業の『メゾン・デ・スール・マカロン』。マカロンの人気店と聞いて訪れました。
ピエールエルメのようなカラフルなマカロンではなく、ナンシーのマカロンは1枚ずつで食べる素朴なお菓子です。
シンプルながら一瞬で虜にされる味は、
お店こだわりのプロヴァンス産アーモンドと
昔ながらのレシピのおかげなのでしょうか。
4日目、ストラスブール編に続きます!
3日目の夜はナンシーの街を出発し、ストラスブール付近のホテルレストラン『Relais De La Poste』に宿泊しました。
川沿いに立つ木組の家々が美しいストラスブールは、旧市街全体が世界遺産です。
メッスやナンシーとはまた違った建築を楽しむ4日目の記事もぜひお楽しみに♪
今回も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました!
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